
マンソン裂頭条虫
・ヘビ、カエル、ニワトリの血液、胆嚢、筋肉などを生で食べないようにします。
・幼虫が寄生しているケンミジンコがいる恐れのある水は飲まないようにします。
・ヘビやカエルの血液を傷口に貼る民間療法は行わないようにします。
顎口虫の一生(生活環)
先ず宿主から排泄された虫卵は、ケンミジンコなどの第1中間宿主に食べられ、
次ぎにライギョやドジョウなどの第2中間宿主の魚に食べられることによって魚への寄生が成立します。
そして約1月も経つと、長さ3〜4㎜の幼虫になり、やがて皮膜に包まれた直径1㎜程度の皮嚢幼虫に成長します。
魚の筋肉……つまりは、刺し身などで食べるところ……内に寄生します。
従って、ヒトへの寄生はこれらの幼虫が生存している魚の(筋)肉を食べることによって発生します。
魚の種類としては特に、ライギョ、フナの生食が原因の場合が多いようですが、
以前には輸入ドジョウの生食による多発例や、ヘビの生食による症例も報告されています。
ヒトの体の中に入った幼虫は、胃の壁を食い破って肝臓に達し、その後は体内を自由に動き回ってしまいます。
そして、身体の表面に近い部位に移動することにより皮膚に顎口虫症特有の移動性限局性腫脹の皮膚病変が出現します。
知らんかった、気を付けよう・・・
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